ダウンジャケットの中に着るインナーはどうすればいい?
公開日:2021/11/18
冬のアウターは、単価が高いので数を揃えることができませんが、インナーはアウターと比べると安価だし、春のトップスとして使えるので数を揃えてコーディネートの幅を広げるのにもってこいですね。
元々ダウンジャケットは、氷の上で釣りができるために作られた防寒着なので、かなり保温性が高いものです。だから、気温によって前開きできるのか閉じて着るのか分けると思います。
前を閉じて着る時は、インナーがほとんど見えないので、乱暴な言い方をすれば何でもいいということになります。
ところが、前開きして着たときは、インナーが見えるのでコーディネートを考えなければなりません。
インナーのアイテムに共通するコーデのコツは、ダウンジャケットと同系色を選ぶこと。特に、今年はそういうのがトレンド。
また、見た目はドレスライクなテイストが主流だし、着やすいので着膨れしづらいものを選ぶといいでしょう。
もしかしたら、インナーは半袖という人もいるかもしれませんが、室内ではダウンジャケットを着る季節に半袖でいることになるので避けたほうがいいと思います。
それでは、ダウンジャケットに合うインナーについてお伝えしていきますね。
ニット
最近のダウンジャケットがドレス寄りなデザインになったとはいえ、チェスターコートなどのフォーマルアイテムとシルエットを比べると、やはりカジュアル寄りのアイテム。
だから、ニットの中でも編み目が目立たないハイゲージのものと合わせると、カジュアルときれいめのバランスが取れて合わせやすいですよ。
おすすめのニットは、ニットの編地の中でも特に上品さと耐久性に優れているテックリブニット。
特に、ダウンジャケットと同系色のニットと合わせると今年らしい雰囲気になりますよ。例えば、黒のダウンジャケットならグレーのニットを選ぶ感じです。
Photo by: Dcolleciton
ニットの裾と袖には、目立たないようにリブがついてるので、余分なシワができずきれいな外観を保てるメリットがあります。また、ジャケットが要らなくなる春先には、袖まくりをしてアクセサリーや腕時計を合わせてコーデするとかっこいいですよ。
ニットとダウンジャケットは、ともに防寒性の高いアイテムなので、真冬には是非組み合わせたいですね。
カットソー
カットソーは、ニットを着こむほど寒くないときにダウンジャケットの下に1枚で合わせることができます。また、ニットが必要な気温になれば、ニットの下に重ね着してオシャレすることができますよ。
ダウンジャケットに合わせるカットソーは、少し丈の長い仕様のものを選ぶこと。これは、いつもより上のサイズを選ぶというわけではなく、元々長めの着丈でリリースされてるアイテムを選ぶということです。
例えば、下のロング丈Tシャツのようなもの。
理由は、ダウンジャケットやニットと重ね着したとき、裾を出してコーディネートの幅を広げることができるから。また、1枚で着てもゆったりしたシルエットになり、今っぽい雰囲気になるからです。
Photo by: Dcolleciton
このロンTは、裏起毛になっていて普通のTシャツより暖かい仕様になっています。さらに、冬だけでなく春秋も着れるように、袖にリブがついていて袖まくりがしやすくなっていますよ。
一方、ノーマルなカットソーでおすすめはないかと言われれば、有名どころで言うと、チャンピョンのロングTシャツがいいかなと思います。
この最新のチャンピョンのロングTシャツも着丈が長めに設定されているし、袖リブもついています。コットン素材なので、多くの人が想像できるとおりの使いやすい仕様になっていますよ。
先ほどのロングTシャツと比べると、少しカジュアルなアイテムになりますので、童顔な人は先ほどのTシャツ、大人っぽい顔つきの人はこちらのTシャツといった選び方ができます。
シャツ
ダウンジャケットはカジュアルアイテム、シャツはきれいめアイテム。理論で言うと、バランスがとれて相性がいいはず。
しかし、実際にはなんか違う気がする、、、って雰囲気になります。どうしても頑張ってオシャレをしてるんだなあって感じに見えてしまいます。
もし、合わせるならシルエットがきれいなダウンジャケットと襟を簡略化したバンドカラーシャツの組み合わせがおすすめ。
ダウンジャケットをドレスに近づけ、シャツはカジュアルに近づけることで、アイテム同士の乖離が埋まるからです。乖離が大きいのが違和感の正体なんですね。
おすすめのバンドカラーシャツは、普段使いできるもの。
通常のシャツは、シワになったりして手入れが面倒。ダウンジャケットの下に着ることを想定しているので防しわ加工されてるものが使いやすい。
シルエットは、細身に見えますがストレッチ加工なのでストレスなく着れることもポイントが高いんですね。
こういうシャツをダウンジャケットの下に着ると、着膨れしないので合わせやすいですよ。
スウェット
スウェットは、Tシャツより生地が厚く部屋着っぽいイメージがあり、カジュアルな印象を与えるアイテム。
あまりオシャレ着としては向いていませんが、着ていて楽だしダウンジャケットとの相性は抜群。
ワンマイルウエア(ちょっと近所までって時に着る服)として着るのに丁度いいと思います。
選ぶスウェットは、無地でもいいですが、それだと部屋着のまま出てきた感が半端ないので、少しアメカジ風のデザインが入ったものがおすすめ。
こちらは、男女兼用できるデザインなので、彼女が家に来た時に貸すこともできます。
ちょっとコンビニまでって時に、上からダウンジャケットを羽織ればいいだけなんで楽ちんですね。
また、もしかしたら、もう少しオシャレ用に使えるスウェットを探している人がいるかもしれませんね。
そういう人は、デザインを抑えたカットソーに近いスウェットがおすすめ。
一般的なスウェットより、ドレスアップされたスウェットです。デザインも控えめになっていてきれいめに。無地よりも明るく見えるアイテム。
この上から、ダウンジャケットを羽織ればセンス良く見られますよ。私もこういうアイテムと合わせる時のほうが多いです。
パーカー
パーカーは、フードがついてる分、スウェットよりカジュアルなアイテムに見えますが、最近のドレスライクなフードなしのダウンジャケットと相性がいいです。
パーカー選びのポイントは、フードです。フードがきれいな形を保つものがおすすめ。良いパーカーは、そこが違います。
例えば、下のヘビーウェイトパーカー。
デザイン自体は、ベーシックですが厚手の生地できれいなシルエットになっています。表地は、オープンエンド糸で織られているので独特のシャリ感と固めの風合いでどことなく上品に見えますよ。
こういうアイテムを使えば、自然な重ね着スタイルになってオシャレに見えるんですね。
今回は、以上です。