短足が気になるメンズ必見!脚長に見えるファッションコーデ術
日本人の体型は、欧米人の体型と比較すると胴長短足が多いのが特徴です。特に、肩幅が狭くヒョロッとしてみえる華奢なウェーブと言われる骨格を持つ人は、胴長短足の傾向があり重心が下に見えるので、コーディネートに気をつけなければ短足が目立ってしまうのですね。
しかし、短足で悩んでいる人でも大丈夫!この記事に書いてある体型カバーのテクニックを使ってコーディネートすれば、短足が目立たなくなりますよ。短足なのにWEARで実際に戦っているトモ(@coordinatortomo)の実体験から得た方法をまとめていますので、あなたもすぐに実践できるはず!
最終更新日:2022/2/20
トモ ⇒ファッションを勉強して上達した経緯
ファッション系インフルエンサーもいなかった10年以上前からブログを開設して活動。日本のファッション初心者を元気にするべく情報発信してるライター兼コーディネーター。
最速で脚長効果が得られるパンツの選び方
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パンツには、様々なバリエーションがありますが、その中でまず注目したいのはシルエット。シルエットと言っても様々ありますが、最近ではトレンドの影響で、ゆとりのあるサイズ感のパンツもあります。
一方、定番のシルエットというのは細身のものですが、どちらが脚が長く見えるかというと、確実に細身のパンツです。なぜなら、同じ高さであれば幅があるよりも細い方がスラっと見える視覚効果があるからなのですね。
この視覚効果の原理を使えば、脚が長く見えるのです。やせ型の方なら、スキニーパンツのような脚にフィットする細いタイプのものを選ぶと縦長の視覚効果が得られます。
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一方、普通体型の方は、スリムフィットと呼ばれる、やや細めのストレートパンツを選べばいいですよ。
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また、ぽっちゃり体型の人や腿が太かったり、おしりが大きい人は、腰回りがゆったりしていて裾にかけて細くなるテーパードパンツを選ぶことで、スラっとした視覚効果が得られます。テーパードパンツは、ラインが直線的なスラックスを選ぶと、より脚長効果が高くなりますよ。
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テーパードシルエットのように、腰回りがゆったりしていても、視線が集まる足首が細ければ、全体として脚が細く見える錯覚効果があるのですね。
実際に、トモもスキニーパンツやテーパードパンツを選ぶことが多いです。
短足で悩んでいる人は、トレンドを重視するのではなく、細身のパンツを選ぶようにしてみてくださいね。
どの色を選べばいいのか?
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細身のシルエットをしたパンツを選ぶときに悩むが色です。パンツの色も、明るい色から暗い色まで様々なバリエーションがありますから、どれを選べばいいのか迷ってしまいますね。例えば、明るい色ですとベージュのチノパンやホワイトパンツがあります。一方、暗い色ですとブラックジーンズやスラックス、またブルージーンズなどのダークトーンのものがあります。
実は、色には暗い色ほど収縮して見えて、明るい色ほど膨張して見える収縮色と膨張色があるのですね。
収縮色である暗い色のパンツを選べば、視覚効果で細く見えて、細く見えればスラっと長く見えます。だから、一番脚長に見える色は黒ということになります。
実際、トモのWEARでも黒の細パンツ率は高かったりします。
もちろん、黒パンツだけだとファッションの幅が狭まるデメリットがありますので、他の色を使いたときはシルエットだけでも細身にするなど工夫をしましょう。その場合、体型カバーを少し犠牲にしますが、ファッションには、どちらかを選べばどちらかを犠牲にしなければならないトレードオフの側面があると割り切りましょう。
パンツ選びで最も注意すべきこと
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短足で悩んでる人がパンツを選ぶときに、注意してほしいポイントがあります。それは、パンツの丈の長さです。パンツを裾上げせず、買ったままの状態で穿くと裾にクッションができて脚が短く見えてしまいます。
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脚を長く見せたい人の裾上げは、裾にたわみができないノークッションが理想的な長さになるのですね。
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理由は、裾にたわみができると重心が下に見えてしまうと同時にバランスが悪く見えてしまうからです。くるぶしあたりまで裾上げしますと、ノークッションですっきりして見えますよ。
裾上げせずに穿いてる人は、結構多いので気を付けてくださいね。
脚長効果を上げるにはどんなシューズと合わせればいい?
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脚長効果を得たいなら、靴はなるべく濃い色のものを選ぶようにした方がいいです。これは、先ほどお伝えしたパンツの色と靴の色をなるべく合わせるようにするためです。
パンツと靴の色が同じであれば、コーディネート全体でみると、脚と足が繋がって見えて脚の範囲が長く見える視覚効果があるのですね。例えば、黒のテーパードスラックスに対して、黒の革靴を合わせる方法があります。
黒パンツに合わせるシューズは、コーディネートをドレスアップして見せたいなら黒の革靴を選ぶといいでしょう。
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一方、スニーカーには「ボディとソールの両方がブラック」のものと「ソールは白でボディが黒」のものがあります。
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脚長効果だけを考えるなら、脚の範囲が長く見えるソールとボディが両方黒のデザインの方が効果が高いです。
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反対に、ファッション的なことを考えるなら、ソールに白が入ったデザインの方がコーディネートのアクセントになるのでオシャレに見せやすいのですね。ボディが黒いので、少しは脚の範囲を長く見せられますが、ソールまで黒いスニーカーと比べると劣ります。
これは、スタイルアップを取るのかファッションを取るのかトレードオフの関係になりますので、TPOに合わせて決めてみてくださいね。
どんなトップスを合わせればいいの?
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冒頭でもお伝えしたのですが、脚が短い人は重心が下に見える傾向があります。その特徴をカバーするには、重心が上に見えるようにすればいいのですね。
重心を上に見せるには、相手からの視線を上に向ける方法があります。相手からの視線を上に向けるためには、トップスに柄が入ったデザインや明るい色の服を持ってくるようにするといいです。また、重ね着のような着こなし方も、そちらに視線を誘導できるので、相手の目線を上に上げる効果がありますよ。
ボーダー柄のような大きな柄でなくても、ロゴ程度のちょっとしたデザインが入ってるプリントTシャツを使うだけでも効果が上がりますよ。
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それでも気になる人は小物を多めに使ってみよう
視線誘導は、小物を使ってもすることができます。マフラー、眼鏡、腕時計、バッグなどを使うと視線が脚1点に集中しないので、短足が目立たなくなるわけですね。
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バッグは、大きいほど視線誘導の効果がありますが、ファッション性も考えてバランスを取るようにしましょう。
特に、ハットやマフラーを使うと目線が上に行きやすいので効果的です。
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小物ではありませんが、パーカーのフードも視線が集中しやすい首回りに注目させる効果があり、脚から上へ視線を誘導することができます。
小さい小物でも、色が派手なら視線が集まりますので、コーディネートのアクセントとして使うことができますよ。
腰の境界線を曖昧にする
今は、あまりすることがなくなったのですが、腰の境界線を曖昧にするため、シャツを腰巻するのも短足を目立たなくさせるのに有効な着こなし方です。
腰より少し上の位置にシャツを巻くことで、実際より高い位置に腰があると錯覚するわけですね。腰巻コーデは、目立ったチェックシャツを使う人もいますが、腰の位置を曖昧にするなら、同系色のアイテムを巻いた方が効果的ですよ。
今は、オシャレとしては微妙ですが、動くと暑くなり両手を開けておきたいアウトドアの時なんかは自然にできると思います。
また、少し着丈が短いジャケットとジャケットより少し着丈が長めのカットソーを合わせると、ジャケットの位置が腰位置に見えて脚が長く見える効果があります。
あまり短い着丈のジャケットを使うと、古い着こなしに見えます。ですが、今風のジャケットを使っても、ジャケットとインナーの長さを適度に調整することを意識すると、腰位置を高く見せられますよ。
トップスとボトムスを同系色のアイテムにしてみる
服を同じトーンの色で合わせるのは、コーディネートの基本ですが、とくにトップスとボトムスを同系色にする合わせ方は、腰位置を分からなくするため、短足で悩んでる人にとって有効な合わせ方です。
体型カバーをしようとすると黒系のアイテムになりがちですが、同系色を意識すれば、少し明るめなアイテムの組み合わせでも体型カバーすることができますよ。
アウターを使うときでも、インナーとトップスを同じ色にしてアウターの色だけ変えれば、そこまで地味にならず腰位置を分かりづらくすることができます。
〜最後に〜あまり気にしすぎない
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あまりコンプレックスばかり気にしてると余計に悩みが深くなってしまいます。意外と他人は、足の長さを気にして見ていないということも覚えておくといいですよ。
今まで、足が短いことで悩んでる人を見てきましたが、言われなかったら、まず気づくことはなかったです。意外と自分の思い込みの部分であることもありますので、そこまで深く悩まないことが大切かなと思います。
この記事の内容を一つずつ試してみて、後は、そこまで気にしないということを意識すると、短足というコンプレックスを解消しやすいと思いますので、是非意識してみてくださいね。