ニットの上に着るメンズアウター9選
最終更新日:2021/11/16 公開日:2018/11/24
ニットは、タートルネックを中心に今年もトレンドアイテムの一つになります。防寒性が高く、アウターの売れ始めが遅れることもあったほど影響力を持つアイテム。
ところが、さすがに真冬にニットだけというわけにいかず、ニットの上に着るアウターを探すはず。もしかしたら、カジュアル、アメカジ志向が強い日本人は、ニットに合うアウター選びに苦戦しているかもしれませんね。
そこで今回は、ニットの上から羽織ると今時のかっこいいスタイルができるアウター(コートとジャケット)を例にあげながら順番にアドバイス的な記事を書いてみました。
ニットに合うコート4選!
ニットは元々、ビジネスシーンでの防寒着として作られたトップス。だから、基本的に同じ起源をもつビジネス寄りのコートと相性が良い。
ただ、コート×ニットの組み合わせは、ドレスに寄りすぎるのでコーディネートに留意は必要です。
ここでは、ニットに合うコートを4着ピックアップしましたのでご参考いただければと思います。
@大人っぽく見せるチェスターコート
チェスターコートとニットの組み合わせは、元々ビジネスシーンで着られるものなので相性が良い。
日本人は、海外の人と比べて童顔に見える人が多いので、こういったドレスアイテムの組み合わせは似合いやすいものです。
では、ニットの上に合わせるアウターは、どんなチェスターコートを選べばいいのでしょうか?
チェスターコートを選ぶとき、重要なのはシルエットです。最近は、オーバーサイズなシルエットが最先端のトレンドなので、トレンドに追随するなら丈が長くてゆったりとしたシルエットのものを選ぶといいですよ。
例えば、下記のロング丈のチェスターコート。
写真は、パーカーを使っていますが、ハイネックのニットを使って首回りにボリュームを増やしたり、ハイゲージ編みのニットを使ってカジュアルダウンさせて合わせることができますよ。
一方、オーバーシルエットのチェスターコートを着るのは気が引ける、、、そんな人もいるかもしれません。
そういう人は、ベーシックで大人でも着やすいチェスターコートがおすすめ。
Photo by: Dcollection
このチェスターコートは、丈が長すぎず短すぎないように計算して設計したもの。だから、コーディネートに自信がない人でもニットの上に合わせるだけでサマになります。
チェスターコートは、何年もトレンドが続いてますので、生産ラインが安定して安価で良いものがたくさんでています。
このチェスターコートも、その一つで化学繊維を使ってますが、まるでウールのように上品で柔らかな生地が特長です。
Aステンカラーコート(ビジネスっぽく見えないもの)
ステンカラーコートの特徴は、超簡単に言うと、襟がオーソドックスなレギュラー襟になっていることです。
レギュラー襟なので、チェスターコートと違い、はじめから顔周りに比較するものがあり、小顔効果がでて重心が上に向き背が高く見えるので、スタイルを良く見せることができます。
ただし、チェスターコートよりビジネス感が出やすいので、ニットの上に着てオシャレに見せるには、他のアイテムを少しカジュアルに寄せる必要があります。
また、通常のロングコートと比べて、少し着丈が短めなものを選んでみると、ビジネス感が薄れますよ。
例えば、こういうの↓
こういった着丈が少し短いステンカラーコートを選び、ニットやパンツの色をずらすことによって、カジュアルダウンさせると、オシャレな合わせ方ができるのです。
ニットが明るければ、他のアイテムをモノトーンにしたり、ニットがコートの色に近ければ、靴を1点ハズした色にしてもオシャレに見えますよ。
これなら、ステンカラーコートのピシッとした雰囲気を壊さず、街着として適した格好ができるのです。
トレンドがオーバーサイズだからといって、むやみに選んでしまうと失敗するので気をつけてくださいね。
BPコート(選び方がポイント)
ニットに合うアウターとしてPコートがあります。
ただ、Pコートは、学生が着ている服という印象があり、とても子供っぽく見えるアウターでもあります。
普通のPコートを着ていると、オシャレを知らない大学生っぽい雰囲気がでるので、そう見えないようにするのがポイント。
とはいえ、Pコートは、襟が大きく開いているのが特徴的なので、コーディネートで学生っぽさを払拭させるのが難しいです。
ということは、アイテム選びの段階である程度オシャレに見えるかどうか決まってしまうというわけですね。
私がニットに合うPコートを選ぶなら下のようなものです。
なんとなく普通のPコートと違う気がしませんか?
大きな違いは、着丈の長さです。
学生が着るようなPコートは、ジャケットのように丈が短めなものが多いのですね。
このPコートは、着丈がやや長めにとってあり、学生っぽい印象を消してくれます。
そして、もう一つは、写真では分かりづらいのですが、生地の風合い。
柔らくて光沢感がでるように織られたビーバ生地を使っているので高級感が漂います。
この2つの特徴のPコートを選べば、ニットと合わせてかっこよく見せることができますよ。
また、最近のトレンドを意識したいなら、チェック柄もありです。
同じPコートですが、地味さがなくなるし、学生っぽい印象も払しょくできて一石二鳥です。
周りと差別化できますしね。
やはり、Pコートだけは、安いものを避けて少しだけ値が張るものを選ぶのがポイントになってきます。
C大人のコート(40代以上ならこういうを)
厳格に40代以上限定というわけではないですが、インナーのニットを自由に着こなしたいなら機能性が高いものを選ぶのも一つの手です。
例えば、新素材のマジカルサーモを使ったコートがあります。
マジカルサーモの簡単な機能性を言うと、中綿が1/2でもダウンと同じくらいの保温効果があります。
つまり、軽くて暖かいわけですが、これはすごいことです。
ウールコートでも風が強い日は、どうしても保温性に欠けダウンジャケットの保温性が恋しくなるわけですが、コートを着ながらダウンジャケットの保温効果を得ることができるというわけです。
しかも、めっちゃ軽い!
だから、普段、ニットと合わせるときに、防寒性よりオシャレな合わせ方を意識することができるのですね。
また、このコートは、リバーシブル仕様になっていて、ウールコートのような面とダウンのようなナイロン系のビジュアルの2つの顔を持つので、その日の気分やTPOに合わせて着ることができますよ。
デザインは、大人のステンカラーコートなので、ビジカジっぽく見えますが、保温性重視でおやじっぽいアウターを避けたい人におすすめですよ。
ニットに合うジャケット5選
ここでは、ニットに合うジャケットを探している人向けに4着厳選してみました。
@ショールカラージャケット
ショールカラーとは、やや丸みを帯びた襟のことを言い、ヘチマのような形をしていることからヘチマカラーとも言います。語源は、肩掛けして着てるような襟の形だからショール(肩掛け)カラー(襟)と呼ぶようになったみたいです。
肩掛けは、上着を脱いで体温調整をする効果があるだけでなく、首回りのボリュームを大きくして相対的に小顔に見せる効果があります。よって、ショールカラーも同じ効果が期待できます。
今年のトレンドは、長めな丈のコートだけなく、ショート丈のブルゾンにゆったりしたパンツを合わせるのが主流です。
中でもジャケットなら、絶妙な分量で配合したウールとメルトンを使った生地に、サーモライトという軽くて暖かい中綿を使ったオーディエンスのショールカラージャケットがおすすめ。
インナーは、ローゲージのニットできれいめに合わせてもいいですが、上の写真のように凹凸が目立つワッフル加工のニットを使ってカジュアルダウンさせた方がバランスがとりやすい。
また、ショート丈なので、インナーに黒のニットを仕込んで、大胆に白パンツと合わせても清潔感がでて大人っぽい雰囲気にすることができます。
インナーのニットは、ハイネックでもUネックでも首詰まり感がでず、バランスが取れて見えるメリットがありますよ。
Aコーチジャケット
コーチジャケットは、現在のトレンドで思った以上に男らしい雰囲気になるアイテムです。
ロングTシャツとの相性が抜群なので、ハイゲージのニットと合わせると簡単に無難な格好ができるのですね。
もし、さらにオシャレな雰囲気にしたいなら、今年ならチェック柄のコーチジャケットを選ぶといいですよ。
無地のコーチジャケットは、たくさんのオシャレさんの間で着られてますが、チェック柄は、まだまだ少ない。
トップクラスのオシャレさんの間でしか着られていません。
しかも、ニットと合わせるコーデはすごく簡単なので、やってみる価値が大いにありますよ。
Bダウンジャケット
ダウンジャケットは、氷の上で釣りをしていても大丈夫なくらい保温性があるアイテム。最近のダウンジャケットは、ドレスライクで毎年大好評です。
もちろん、カジュアル着なのでニットとバランスがとりやすいし、合わせれば真冬でも暖かい防寒具になります。
ダウンジャケットは、みんな持ってるアイテムなので、今季買うならトレンドライクなものがおすすめ。
例えば、下記のダウンジャケット。
ダウンの格納が表から分からないシームレス構造とポケットが同色で目立たないドレスライクなデザインになっています。それに対して、シルエットはトレンドに沿ったボリュームのあるものになっており、きれいめとカジュアルのバランスが非常に良いアイテムになっています。
ブラックはもちろん、安っぽく見えやすそうなグレーベージュも程よい光沢感なので、とても上品に見えますよ。
Cキルティングジャケット
次のおすすめは、サーモライトと呼ばれる高機能中綿を使ったフード脱着式のキルティングジャケット。
首周りのフードで小顔効果が出るのと、縫い目のようなひし形の組み合わせ(キルティング加工)のデザインが特徴的。
4色展開しているが、基本的に、白・黒・グレーといったモノトーンのニットと相性よく合わせることができるよ。
薄くて軽く、暖かいので、デザインの好みが合うのであれば、こういったものもおすすめです。
シュッとしたシルエットなので、通常のダウンジャケットより大人っぽいアイテムとなっています。
Dマウンテンパーカー
最後にマウンテンパーカー。マウンテンパーカーは、言うまでもなく、山登りの環境に対応できる機能をつけたジャケットですね。
最近では、機能性はそのままでアーバンなデザインのマウンテンパーカーが数多くリリースされています。
とはいえ、カジュアルなアイテムなのでコーディネートはきれいめなアイテムと合わせるのが基本。だから、ニットととても相性がいいですよ。
例えば、下のマウンテンパーカーはタウンユース用に作られてるので、ニットの上に合わせると、とてもオシャレに見えます。
ボタンやポケットは、最小限のデザインになっていますので、カジュアルダウンさせて着たいときは、前開きに着ます。
Photo by: Dcollection
前ボタンを閉じたら、ややきれいめになりますが、フードやボタンラインなど、マウンテンパーカーの特徴からドレスアップしすぎないところが、一般的なきれいめジャケットとの違い。
Photo by: Dcollection
色は、カーキやホワイトもありますが、ニットの上に着るアウターとして使うならブラックかブラウンがおすすめかなと思います。
以上、ニットに合うアウター9選でした。